飛び込みで夏季五輪日本勢最多に並ぶ6大会に出場し、2001年世界選手権福岡大会で銅メダルを獲得した43歳の寺内健(ミキハウス)が21日、9月の日本選手権後に現役を引退すると発表した。1日の男子シンクロ板飛び込みに出場する。

 「これまでの競技人生の締めくくりとして、最後は自分らしく全力で飛び切りたい」との談話を出した。兵庫県出身。01年世界選手権の3メートル板飛び込みで日本男子では五輪を含めて初めて表彰台に立った。21年の東京五輪は坂井丞(ミキハウス)と組んだ男子シンクロ板飛び込みで5位入賞。板飛び込みで08年北京五輪以来の決勝進出を果たして12位となった。